アイリス便り2024年12月

訪問看護ステーション アイリスみなとです

精神科の看護はデータや数値では表せない感覚的な要素が大きい所があると感じています。

バイタルサインのデータはいつも通りだけど何かが違う…その何かを探すために何を聞いたらいいか?どこを見たらいいか?

顔つき、声のトーン、テンションなど様々な視点から利用者の事を観察します。

心の中は数値で表す事は難しいです。

一定のスケールは存在しますが、その通りにならないのが精神科看護の難しさでもあり、楽しさでもあります。

自分の観察力、アセスメント力が試される場面が沢山あります。

利用者によっては、自分の状態を上手く伝える事が苦手だったり、気持ちを抱え込んで話そうとしない方もいます。

いつもと様子が違って見えますが何か心配でもありますか?と声かけを行った事で利用者が悩みを打ち明けてくれた事がありました。

一声かけて無かったらずっと気がついてあげる事が出来なかったが、声かけをした事で思いを共有する事ができた。

そんな事が自分の喜びややりがいに繋がる。自分の感覚が活かされる そんな場所が精神科訪問看護だと思います。

いい事があった日は夕焼けも綺麗に見えますね😃 さあ家に帰ろう!